緑茶も紅茶もウーロン茶も全部元は同じ茶葉って本当なんかい

投稿者: | 7月 13, 2023

本当です。
といっても元は同じ木の茶葉であったというだけで、果物が同じ種類でも長い年月をかけて多数の品種ができ、それぞれ品種が違えば味が違うみたいに、同じ茶葉でも品種の違いで風味は変わるので全く同じではないですけどね。
あとは違いを出す決め手はその製造方法です。

もっと詳しく言うとどういうことなのじゃ・・
茶葉の品種は世界中に数千種あるといわれています。
日本で飲む緑茶の茶葉だけでも数十種類以上があります。
その中でも「やぶきた」がその8割を占めるといわれ一般的に流通している茶葉はこれが多いでしょう。
「ゆたかみどり」や「おくみどり」、「さえみどり」などもあります。
ペットボトルのお茶はそれらの茶葉のブレンドが多くそれぞれ味に個性を出しています。
紅茶にはさまざまな茶葉の種類がありますが、一般的には「アッサム」と呼ばれる茶葉が使われることが多いです。アッサム茶はインドのアッサム地方で生産される紅茶で、茶葉が大きくて濃厚な味わいが特徴です。
ウーロン茶は台湾や中国で栽培される茶葉を使用します。具体的な茶葉の種類としては、以下のようなものがあります。
鉄観音茶(てっかんのんちゃ): 台湾のウーロン茶で、茶葉がまるく丸まっていることから「鉄観音」と呼ばれます。
高山茶(こうざんちゃ): 台湾の高地で栽培された茶葉を使用し、香り高くまろやかな味わいが特徴です。
大紅袍茶(だいこうほうちゃ): 中国の岩茶(がんちゃ)と呼ばれる一群の茶葉の中でも高級なもので、風味豊かな味わいがあります。

続いて茶葉をどのように加工して作っているのかということで・・
まず、緑茶は新鮮な茶葉を収穫した後、加熱や蒸し処理を行い、酸化を抑えます。
これにより、茶葉の鮮やかな緑色が保たれ、爽やかで草のような香りがあります。

一方、紅茶は茶葉を収穫後に酸化させます。
茶葉を揉んだり、発酵させたりすることで、茶葉の酵素が反応し、茶葉の色が赤褐色に変化します。紅茶は豊かな香りとコクがあります。

ウーロン茶は緑茶と紅茶の中間の特徴を持ちます。
茶葉を一部発酵させることで、緑茶よりも香りや風味が豊かになります。ウーロン茶は茶葉の焙煎の程度によっても味わいが異なります。

茶葉はそれぞれ独自の特徴を持ち異なる製法で作られ、それぞれ独自の味わいを楽しむことができますよ。

まとめ
茶葉は世界中に数千種以上の品種が存在し、それぞれが独自の特徴や風味を持っています。
中国のカンフー種や台湾のジャスミン種、インドのアッサム種、スリランカのセイロン種、ケニアのアフリカン・カモメル種などがあります。
それぞれの茶葉は、地域や栽培方法、製法によって異なる特性を持っています。
例えば、日本の煎茶や玉露、抹茶は茶葉の蒸し処理や挽き方に特徴があります。
アッサム茶は茶葉が大きくて濃厚な味わいが特徴で、セイロン茶はスリランカで栽培されるセイロン種の茶葉から作られます。
また、台湾のウーロン茶には鉄観音茶や高山茶などがあり、それぞれが独自の風味を持っています。

緑茶は新鮮な茶葉を蒸し処理や加熱乾燥し酸化を抑えます。
紅茶は茶葉を酸化させることで作られます。
ウーロン茶は緑茶と紅茶の中間の特徴を持ち、一部発酵させます。
この製法の違いによって風味や味わいが変わるのです。

茶葉の多様性が、世界中の様々な茶の味わいとバリエーションの豊富さを生み出しています。それぞれの茶葉の特徴を楽しみながら、お気に入りの一杯を見つけることができるでしょう。